天文分野の最近の話題

天文分野の最近の話題

早慶維新塾理科担当 石丸圭一(いしまるけいいち)です。

こんにちは!

この年の瀬に天文分野で
話題となるようなことが
幾つかありました。
中学受験を目指す皆さんは
もちろん気にしてくれたと思います。

話題その1

12月26日部分日食
関東地方では厚い雲に覆われ
見ることはできませんでしたが
沖縄では観測できたそうです。

2019年12月26日 石垣島にて

残念ながら,私の勤務する東京港区三田でも
見ることはかないませんでした。

前回日本で観られた部分日食は
1月6日でしたので
1年に2回も観測できたのは
大きな話題ではないでしょう。

次回日本で日食が見られるのは
2020年6月21日 部分日食
2030年には北海道で金環日食
2050年に北陸から北関東にかけて皆既日食
が,観測できます。

話題その2

オリオン座ベテルギウス

オリオン座の赤い1等星であるベテルギウス。
受験生の皆さんは,
冬の大三角の1つや星の色などで
お勉強しましたよね。

このベテルギウスは
オリオン座のα星です。

恒星はその星座ごとに最も明るい星が
α星と呼ばれます。

そしてベテルギウスは変光星であることも知られています。
変光星とは,規則的または不規則に
その明るさが変化する星です。
詳しい説明はここでは避けますが
ベテルギウスはその大きさが変化して
明るさが半規則的に変化する星です。

そのベテルギウスの明るさが
これまでの観測にないほど暗くなっていることが
アメリカの大学の観測で分かりました。
天文学者は超新星爆発の予兆ではないかと
注視しているそうです。

新たなニュースが入ってくるかもしれません。
皆さんも注意して見ておきましょう。

では,また。
よいお年を。

contact@altair-waseda-keio.jp
担当:石丸



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