東大出ても成功は約束されない時代!
早慶合格への道先案内人、
早慶維新塾 塾長 野田英夫です。
いま中学受験では、
大学付属校がかつてないほどの人気!
大学入試改革や大学定員枠の厳格化などの影響もあり、
付属校に人気が集中しているため、
偏差値上昇も顕著になっています。
今回は、「東大に行っても成功は約束されない時代!」と題して、
これからの受験について書いていきましょう。
著書「御三家はわかりませんが早慶なら必ず合格させます」が好評発売中です。
まだ読んでいない方は、書店にお急ぎください。
重版出来!
- 塾長が明かす大手塾では決して教えない
早慶合格への最短ルート
◆早慶に合格できる3つの理由
◆「普通の子」が早慶に合格できるための勉強法
◆面接で試験管は何をみるのか早慶中学完全合格マニュアル発売!
かつては「進学校」に人気が集中!
いま中学受験では、
空前の「大学付属校ブーム」が訪れています。
数年前と比べて、
応募者、倍率ともに高騰しています。
例えば、
東京都中野区にある明治大学付属中野中学校
2018年度から2019年度の比較で、
受験者を20%以上増やし、
倍率も2.3倍から5.3倍と難化の一途。
しかし、
ちょっと数年前までは、
大学付属校はあまり人気がなかった。
それは早慶の一部でもそうでした。
早慶付属校にもかかわらず、
毎年、受験者を減らしていく学校もあったくらい。
逆に、
進学校は人気であった。
同じくらいの偏差値であれば、
付属校ではなく、進学校を目指すのが王道であった。
例えば、
先ほど挙げた明大中野(付属校)と、
順天中学(進学校)の両方に合格したら、
多くの家庭では、進学校の順天中学を選んでいたのですから。
いまなら大多数が明大中野に進学することでしょう。
進学校を選ぶ理由はとしてはこうであった。
「子どもの将来を考えると、
中学で進路を決めてしまうのはかわいそう。」
「子どもの将来の可能性を摘んでしまうのではないか?」
進学校を選んでいた保護者は、
こういうコメントを残していた。
付属校に行くと、大学までの進路が決まり、
子どもの将来の可能性を摘んでしまう、と考えられていたのだ。
付属校に行くと子どもの将来の可能性を摘んでしまうのか?
付属校に行くと子どもの将来の可能性の種を摘んでしまうのか?
私はこう考えている。
付属校も進学校も、
どちらも子どもの可能性を摘んでしまうようなことはない、と。
付属校に行っても、
進学校に行っても、
可能性を伸ばすことはできる。
しかし、
「目的」を持たずに進学した場合はその限りではない。
なんのために、
この学校に進学するのか、
この目的を持たないで進学した子どもは、
可能性の種を摘まれてしまうかもしれない。
かわいそうである。
目的をもって志望校を決めていますか!
「進学校」と「付属校」では、
行く「目的」が違います。
なんのために進学するのか、
その目的が異なります。
まず「進学校」です。
進学校に行く「目的」は、
6年後、「一流大学に進学すること」にある。
進学校の場合、どうしても大学入試というものを意識して
学校生活を送っていくことになる。
センター試験で得点が取れること、国公立二次試験で得点が取れること、
私立大学入試で得点が取れることが大きな目標になる。
共通点は「得点が取れること」であり、
すべての学習活動が「得点が取れること」を目標にしていると言ったら言い過ぎであるが、
進学校である以上これは避けては通れない目標となる。
なぜなら、進学校に行く「目的」が、一流大学に進学することであるからである。
つぎに「付属校」です。
付属校に行く「目的」は、
6年後、「系列の大学に進学すること」である。
付属校の場合は受験勉強をしなくてもいいということになる。
当然、これは勉強をしなくてもいいという意味ではない。
ある意味では受験勉強よりも高度な「学問」「研究」を意識した学習活動を行うということである。
付属校に進む場合、そのような学習方法が向いていない、
好きではないという生徒は向いていないということになる。
また、小学校時代にひたすら受験のための暗記・テクニックの習得に必死になり、
得点をとることばかりに一生懸命になっていた生徒は進学後に苦労することになる。
さまざまなことに興味を持ち、教科にこだわらない総合的な学習も求められることになる。
以上のことから、
「進学校」と「付属校」では、
行く「目的」が全然違う。
だから、
「目的」を違えて進学してしまうと、
6年間をムダに過ごしてしまい、
子どもの可能性を摘んでしまうことにもなり兼ねない。
また、これは個人的意見ではあるが、
中学校、高校の6年間を有意義に過ごしているのは、
「付属校」の生徒の方のような気がする。
大学受験のための勉強が有意義ではないとは言わないが、
「進学校」の生徒というのは受験に終始した勉強に限定されてしまう。
先にも書いたが、得点するための受験勉強と、
多種多様な経験ができる社会勉強とでは、
身につくレベルに差がつくことと思う。
まあ、「付属校」にいっていたとしても、
明確な「目的」をもっていない場合は、
何も身につくことはないと思うが・・・。
これまでの常識は通用しなくなる!
首都圏中学受験の最高峰といったら、
開成、桜䕃などの難関進学校に合格することでしょう。
そして、その先の大学は、
日本の最高峰である東京大学に進学する。
このルートが王道といわれています。
いままでは・・・。
しかし、時代を読むことができる賢明な親は、
この王道ルートを辿ろうとはしていません。
中学、高校の大切な6年間を、
その先の将来に役立つ時間に使うために、
しっかり志望校を決めています。
時代を読むとはどういうことか?
子どもが生きる将来を見据えることです。
旧態依然とした常識にとらわれず、
高い視点からものを見ることです。
そこに東京大学はありません。
ご存知のとおり、
日本経済の先行きには暗いものがあります。
人口が増えつづけた高度経済成長期であれば、
日本国内だけでも循環を繰り返し、
経済発展は可能でした。
日本がガラパゴスと称されるのは、
日本は、日本だけの独自の経済発展を遂げたからです。
しかし、時代はとっくに様変わりしてしまいました。
少子高齢化により日本の生産人口は減り続けています。
生産人口が減るということは、日本の経済発展はもう見込めないということです。
日本のGNPは、
現在、世界第3位ですが、
2050年には世界第8位まで落ち込むと言われています。
さらに、
1997年いまから22年前、
平均年収は467万円でした。
2017年のデータでは、
平均年収は432万円まで落ち込んでいます。
実に35万円も落ち込んでいます。
日本国内だけに目を向けていたら、
取り残されるのです。
特に、これから長い人生を生きていく子どもたちの将来を考えると、
いままでの常識は通用しないのです。
東京大学を出たから成功できる、
そんな時代は終焉を遂げました。
日本が成長を続けていく社会であれば、
東京大学に行くことは最良であったでしょう。
日本ではトップの大学でも、
海外からの評価は36位。
京都大学は65位。
じゃあ、どうすればいいの?
ヒントは、
日本国内だけを見ていてはいけないということです。
答えは書きません。
自分の頭で考えてください。
子どもの将来を見据えて考えてみてください。
私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。
塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。
皆さんに少しでも早く目を覚ましてもらうために!
では、また!
もし、受験のことでお困りのことがありましたら、
野田英夫がカウンセリング(無料)を実施します。
お気軽にご連絡ください。
また、コメント、メッセージも頂けると執筆の励みになります。
もし、受験のことでお困りのことがありましたら、
野田英夫がカウンセリング(無料)を実施します。
お気軽にご連絡ください。
また、コメント、メッセージも頂けると執筆の励みになります。
contact@altair-waseda-keio.jp