
植物のなかま分け
こんにちは!早慶維新塾理科担当 石丸圭一(いしまるけいいち)です。
今回は入試問題でよく見分ける
植物についてお話しします。
植物のなかま分けは,
科による分類
殖え方による分類
すんでいる場所による分類
花のつくりによる分類
種子の運ばれ方による分類
などなど,整理しなければならないことが
いっぱいありますよね。
もちろんたくさん知っていることに越したことはありませんが
受験勉強の中で,覚える数には限界があります。
ここでは,入試で取り上げられる頻度が高い植物について
科ごとにまとめます。
1 アブラナ科
もちろん代表はアブラナです。
菜の花は,このアブラナをさすことが一般的です。
春の代表的な花で,種子からは菜種油をとります。
花弁は4枚で黄色。
がくは4枚。
めしべは1本。つけねにみつせんを持つ。
おしべは6本。4本が長く2本が短い。
離弁花。
花は下のほうから咲く。
アブラナ科のなかま
キャベツ ナズナ ダイコン ハクサイ ブロッコリー など。
モンシロチョウの幼虫の食草であることも忘れてはいけませんね。
さて,次は
2 キク科
まず習ったのはタンポポでしょう。
セイヨウタンポポ
春を連想する人が多いかもしれませんが
じつは,3月から10月ごろまで花を咲かせます。
小さな花がたくさん集まって1つの花のようなものを作る。
花びらは5枚。黄色。
めしべは1本。
おしべは5本。
がくにあたる冠毛は熟した後に綿毛になる。
合弁花。
種子は風によって運ばれる。
キク科のなかま
キク ヒマワリ ハルジオン レタス ゴボウ
キャベツはアブラナ科でレタスはキク科だということは
知っていましたか?
近年の中学入試では,野菜の分類などもよく見かけるようになりました。
併せて覚えておくようにしましょう。
ほかの植物のなかまはまた別の機会で
お話しするようにします。
楽しみにしておいてください。
では,また。