
なぜ集団授業だと落ちこぼれが出てしまうのか 【後編】
早慶合格への道先案内人、
早慶維新塾 塾長 野田英夫です。
今回は先週の続き
なぜ集団指導だと落ちこぼれが出てしまうのか【後編】
をお届けいたします。
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「人は見た目が9割」という本をご存じですか?
かつて『「人は見た目が9割」(新潮新書)竹内一郎 著』という書籍が、
ベストセラーになりました。
そのタイトルのとおり、
人は見た目で9割が決まります。
話の内容なんて、
ほとんど関係ないんです。
見た目で決まるのです。
例えば、
とても説明がうまいセールスマンがいたとします。
でも、服装がなってない。
不潔そうで、無精ひげ・・・。
だから、信用できない。この人からは買いたくない。
人は見た目で9割決まってしまうからです。
なぜ集団指導だと落ちこぼれが出てしまうのか?(理由②)
皆さんは、
「ゴー・ゴー・サバンナの法則」をご存じですか?
別名「メラビアンの法則」といいます。
「話し手が聞き手に与える影響」を数値化したものです。
視覚情報・・・・・55%
聴覚情報・・・・・38%
言語情報・・・・・7%
「視覚」情報は、話し手の表情や視線、
そして態度や仕草、つまり、「見た目」を指します。
「聴覚」情報は、
話し手の声のトーンや大きさ、また、話し方、口調や話す速度などを指します。
「言語」情報は、
話し手の言葉そのものの意味や、話の内容を指します。
大勢の前でこれからスピーチする人に、
緊張しないようにするため、
こんなことを言うことがあります。
「話の内容なんか聞いちゃいないから!」
その通りなんですよ。
メラビアンの法則によると、
言語情報の伝達は「7%」
一生懸命にスピーチしても、
「7%」しか頭に入っていかないのです。
さすがに、
見た目だけで9割にはなりませんが、
(視覚情報、つまり見た目が55%を占めます。)
見た目が重要なのは間違いありません。
これを集団指導に当てはめると・・・
先生がいくら一生懸命に解説しても、
その授業が集団指導だった場合、
授業内容の「7%」しか、
生徒たちの頭には入らないということ。
だから、集団指導だと、
「落ちこぼれが出てしまう」のですね。
ちなみに、
「聴覚」情報についても触れておきます。
聴覚情報とは、
話し手の声のトーンや大きさ、また、話し方、口調や話す速度など、でしたね。
話し方がうまい人は、
話し方に抑揚(よくよう)をつけたり、
「間」をうまく使ったり、
重要なところは声を大きくしたり、
いろんな話し方のテクニックを駆使します。
かつてのカリスマ予備校講師などは、
その典型ではないでしょうか。
その話し方で、
その場の空気を支配し、
強い印象を残します。
でも、
「わかった気になるだけ」ですよね。
授業が終わったあとに、
振り返ろうとしても、
授業内容はほとんど頭に残っていない。
「聴覚」情報は38%でした。
聞き手には大きな影響を与えます。
しかし、「言語」情報は7%
話した内容は、7%しか残らないのです。
集団指導で、
パフォーマンスに長けた講師は、
生徒に強烈な印象を残しますが、
わかった気になっただけで、
内容の理解には至らないのです。
「なぜ集団指導だと落ちこぼれが出てしまうのか?」
ご理解いただけたでしょうか?
私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。
塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。
皆さんに少しでも早く目を覚ましてもらうために!
では、また!
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