なぜ集団授業だと落ちこぼれが出てしまうのか 【前編】

なぜ集団授業だと落ちこぼれが出てしまうのか 【前編】

早慶合格への道先案内人、
早慶維新塾 塾長 野田英夫です。

お子さんはどのような塾で勉強していますか?
もしかして集団指導の塾ですか?

授業についていけてますか?

集団指導で授業を受けている、
実に5割以上の生徒が、
「授業についていけてない!」

今回は、
なぜ5割以上の生徒がついていけないのか?
そして、
なぜ集団指導だと落ちこぼれが出てしまうのか?
これについて解明していきます。

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1クラス10名のうち5人はついていけない?

お子さんが通っている塾は、
集団指導ですか?
それとも個別指導ですか?

通っている塾の授業が、
「集団指導」であったなら、
授業についていけてない可能性があります。
もしかするとクラスで「落ちこぼれている」可能性だってあります。

集団指導の授業を受けている生徒に、
このようなアンケートをとってみます。

Q.どのくらい授業が理解できていますか?

A.よく理解できている・・・・・・20%
なんとなく理解できている・・・30%
あまり理解できない・・・・・・30%
ぜんぜん理解できない・・・・・20%

だいたい以上のような結果になります。
※無記名の場合

「あまり理解できない」と「ぜんぜん理解できない」で、
半分の50%を占めます。

つまり、クラスにいる生徒の半分は、
「授業を理解していない」ということです。

さらに、
「なん・・と・なく理解できている」のうち、
その半分くらいは、たんに「わかったつもり」ともいえます。
「つもり」ですから、ほとんど理解できていないわけです。
「なんとなく・・・」ですからね。

このように、
集団指導の場合だと、
7割近い生徒が、
「授業ができていない」・・・
だから、
必然的に「落ちこぼれ」が出てしまう。

なぜ集団指導だと落ちこぼれが出てしまうのか?(理由①)

皆さんは、
「2:6:2の法則」をご存じですか?

集団組織において、
優秀な人が2割、
普通の人が6割、
ダメな人が2割、
という人数バランスになるという法則です。

確かに!

集団が構成されると、
とてもやる気があって、よく働く人が2割くらいいるものです。
逆に、まったくやる気がなく全然働かない人が2割くらいいますよね。
そして、可もなく不可もなく普通に働く人が残り6割くらい。

自分の周りのグループを想像してみてください。
やる気のある人:普通の人:やる気のない人
2割  : 6割  :  2割

このように分類されるはずです。

ちなみに、
この「2:6:2の法則」ですが、
別名「働きアリの法則」とも呼ばれています。

アリ100匹を観察していると、
よく動き回って働いているアリが2割、
普通に働いているアリが6割、
ぜんぜん働かないアリが2割、
このようなバランスとなります。
アリの集団でもこういう分類になるのです。

人でもアリでも、
集団が構成されると、
このようなバランスになるのは必然なんです。

これを集団指導に当てはめると・・・

このように「2:6:2の法則」を、
集団指導に当てはめると、
よく理解できている・・・・・・・・・・・2割
理解できたり、理解できなかったり・・・・6割
ぜんぜん理解できない・・・・・・・・・・2割

このようになります。
そのため「ぜんぜん理解できない」2割の生徒は、
必然的に「落ちこぼれてしまう」ことになります。

さらに、
「理解できたり、理解できなかったり」の6割のうち半数は、
遅かれ早かれ「落ちこぼれてしまう」ことになります。

次週につづく・・・。

 



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