中学受験の成否はそのままお母さんの評価となる?

中学受験の成否はそのままお母さんの評価となる?

早慶合格への道先案内人、
早慶維新塾 塾長 野田英夫です。

大切な子どものために、
中学受験の成功を願い、
日々、頑張っていることと思います。

子どものためなら、
「やれることはすべてやってあげたい」
そう考えているのではないですか。

でも、
お母さんのその頑張り・・・
「逆効果」になっているかもしれませんよ。

詳細はこのあと書きますね。

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難関校に合格させたお母さんは尊敬のまなざしでみられる!


御三家などの難関校に合格させたお母さん、
周りにいらっしゃいませんか?これから中学受験するお母さんたちにとって、
合格させたお母さんは、どのような存在に映りますか?

憧れ、尊敬、羨望、敬意、賞賛・・・
そして、「うらやましい」という感情でしょうか?

合格されたお母さんが、
体験談をお話しする機会がありますよね。
これから中学受験するお母さんを一同に集めてやる会のことです。

これから中学受験するお母さんたちは、
食い入るようにその話を聞き、メモをとっています。

合格させたお母さんも、
自信たっぷりに説明されています。

聞いているお母さんたちも、
「来年は私が話したい」なんて、
思っている方もいらっしゃるようですね。

以前に、その会に出席しているお母さんから、
質問を受けたことがあります。
合格させたママボスから勧められたテキストでのトラブル。
ママ友とのからみで、子どもに合わないテキストなのに、使わないといけない・・・。
そんな悩みでした。

でも、それって意味ないですよ・・・

はっきりいいますね。
その貴重なお話ですが、
あまり「意味ない」ですよ。
貴重というより「希少」なだけかもしれません。
(「少なくてめずらしい」という意味です。)

話を鵜呑みにして、
同じことやらせたら絶対に失敗します。

なぜか?

その話は「万能ではない」からです。
それどころか、「例外中の例外」です。
非常に稀なケースだからです。

合格されたお母さんがやっていた成功事例を、
自分の子どもに同じようにやったところで、
絶対に成功しません。

例えば、息子4人を東大へ合格させたあの「佐藤ママ」、
あれと同じことをやったら、みんな東大に合格すると思いますか?

絶対に合格しません。

その前に、
親子の関係が壊れてしまいます。

あれは完全に過干渉なんですよ。
あそこまで母親が干渉したら、
「自立できない大人」になってしまいます。
何も一人ではできない大人になってしまいます。
自分の子どもであっても、
子どもの人格を無視した教育はあってはいけない。

そもそもあれを真似しても、
成立することはありません。

ほとんどの子どもは反抗しますから。
反抗しない子どもだったら自我がないということでしょう。
つまり、自分の意思がない、ことになってしまいます。
だから、自立できない。
(ちなみに、佐藤ママは子どもに「反抗期はなくていい」と語っています。)

佐藤ママの息子さんは、
素直すぎる?
お母さんのいうことを何でも聞く「稀な子ども」だったのだと思います。

お母さんの頑張りと合格は反比例する!?

話を本題に戻します。

世間では、
中学受験の成否は「お母さんしだい」という風潮があります。
そして、
中学受験の成否は、
そのまま「お母さんの評価」につながると考えられています。

これが問題なのです!

こんな間違った風潮があるから、
「頑張りすぎるお母さん」を生み出してしまう。

大手進学塾もそれを助長させている。

こんな言葉を聞いたことはないですか?

「お母さんの頑張りが受験の成否を決めるんです!」

そんなことはありません。
まったく逆です。

正解は、
「お母さんの頑張りと合格は反比例する」

だから、
お母さんは頑張り過ぎない方がいいんです。
頑張ってしまうと、
志望校に合格できない。
それは子どもに大きなプレッシャーをかけてしまっているからです。

結果を出さないといけないという不安から、
子どもに過度な要求をしてしまうのです。

それが「お母さんの評価」につながるから。

お母さん、子どもに教えるのはやめましょう

大手進学塾では、
「お母さんが子どもの勉強をみてあげてください」
そう保護者会などで説明しています。

そして、
「お母さんがみてあげられない場合は、個別指導や家庭教師をつけてください」
このように説明しています。

多くの家庭では、
お母さんが教えられる低学年までは教えてあげているようです。

でも、お母さん自身が中学受験経験者だったりすると、
お母さんが頑張ってそれも積極的に教えているようです。

思い出してください。

お母さんが教えて、
子どもは素直に受け入れていましたか?
お母さんのいうことを、
素直に聞いていましたか?
ケンカになりませんでしたか?

なぜそこまでして頑張ってしまうのでしょうか?

それでも教えることをやめないお母さんがいます。
なぜでしょうか?

毎晩、子どもを泣かせながら勉強を教えているお母さんもいます。
毎晩、子どもを大声で怒鳴りつけて教えているお母さんもいます。
宿題が終わらないことを理由に深夜1時になっても寝かせないお母さんもいます。

それでも続けるのはなぜでしょうか?

お母さんの頑張りが受験の成否を決めるのではありません・・・・・。
そして、受験の成否でお母さんの評価が決まるのでもありません・・・・・。

でも、その思い込みが子どもを追いつめてしまっています。

そもそもなんのために中学受験するのですか?

お母さんの評価を上げるためですか。
お母さんの自己実現のためですか。

子どもの将来の幸せのためですよね?

「偏差値60以下だったら公立に行かせます」というお母さん

「偏差値60以下の学校だったら公立に行かせます」というお母さんがいます。

親のプライドを優先させた発言だと思います。
また、そんな偏差値の低い学校に進学させたら、
「お母さんの評価が下がる」と思っているのでしょうか。
そんな学校に進学させたら「恥ずかしい」と思っているのでしょうか。


偏差値60以下の学校だろうと、
進学する価値のある学校はいくらでもあります。

そもそも「偏差値60以下の学校」という、
安易な括りで評価しているところが問題なのです。
親のプライドではなく、子どもの将来を考えた受験をしてください。

中学受験で頑張りすぎているお母さん、
振り返ってみてください。

私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。
塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。

では、また!
もし、受験のことでお困りのことがありましたら、
野田英夫がカウンセリング(無料)を実施します。
お気軽にご連絡ください。

また、コメント、メッセージも頂けると執筆の励みになります。
contact@altair-waseda-keio.jp



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