
カレーライスが作れないと慶應不合格!?
こんにちは!早慶維新塾 理科担当 石丸圭一(いしまるけいいち)です。
漬物を知らない子供たち
先日,ある生徒の授業で「糠に釘」ということわざを話題にしました。
私は理科の担当ですので,
イネの種子のつくりを説明するための
導入の話題でした。
その生徒は「糠に釘」の意味を
なんの手ごたえもなく,効き目のないこと
と,それは素晴らしく完璧に答えてくれました。
そこで,理科の担当の出番です。
それでは,「糠」って何?
生徒「・・・。」
そうなんです。その生徒は糠が何かわからなかったのです。
「糠に釘」の意味を国語の知識としてしか
とらえられていなかったのです。
この生徒はおそらく
糠みそ(=糠床)とお味噌の区別もわからないでしょう。
当然,漬物がどのように作られるかも。
食生活の変化といえ,
一般常識を知らないことは
すぐに対策をしなければなりません。
お子様はカレーを作れますか?
早速ですが,お母様に問題です。
【問題】
下の材料を使って,カレーライスを作りました。
材料
(1) タマネギ (2) ニンジン (3) ジャガイモ (4) ナス
(5) 豚肉 (6) バター (7) 市販のカレールー
1. 次の(ア)~(エ)を調理する順番に並べなさい。
(ア) 水を入れて煮る
(イ) カレールーを入れて煮こむ
(ウ) 野菜と肉を食べやすい大きさに切る
(エ) バターでいためる
(オ) ご飯の上に盛りつける
2. 1.の(イ)に適した火を,次の(カ)~(ケ)から1つ選び,記号で答えなさい。
(カ) 種火 (キ) 弱火 (ク) 中火 (ケ) 強火
お分かりになられた方は,解答をメールまたはコメントにてお寄せください。
その際,お子様もお分かりになったかあわせて教えていただけると幸いです。
というのは
この問題は慶應義塾普通部の入試問題の一部です。
ほかの設問では,タマネギの切り口のようすを
図示させる問題も出題されていました。
慶應義塾普通部は男子校です。
男の子にお料理の問題です。
今の時代,男の子とか女の子を区別するのは
ナンセンスでしょう。
しかし,男の子はお料理のお手伝いを
なかなかしていないのではないでしょうか。
対 策
このような問題への対策は
次の2つ。
まずは,
身の回りの事象に興味関心を持つこと。
2つ目は,
お手伝いを積極的に行い,そこから得られる知識を身につけること。
受験生はこの2つを至急意識するようにしてください。
普通部に限らず,慶應3校を志望校に考えているのであれば
おうちのお手伝いをするようにしましょう。
そして,いろいろなことに興味を持ち
またその手順などの理由を考えるようにしましょう。
これも受験勉強です!
机にかじりついているだけではダメですよ。
それでは,また。
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担当:石丸