どうして逆転合格できる子とできない子が出てきてしまうのか?【後編】
先週は、
「どうして逆転合格できる子とできない子が出てきてしまうのか?」について、
「模擬試験の違い」を中心に解説させていただきました。
今週は、
「志望校対策」をクローズアップして解説します。
なぜ多くの塾では入試過去問を扱わないのか?
早慶維新塾では、
小6になる前から志望校の過去問をみせるようにしています。
しかし、特に大手進学塾では入試過去問を扱いません。
当然ですが、
すべてのカリキュラムが終了していない段階で過去問を解かせても、
正解することはできません。
しかし、それでもいいのです。
目的は、「自分の志望校が求めているものを知ること」ですから。
解けるか解けないかは関係ない。
まずはゴールを見せないといけない。
受験のときには、
この入試問題を解けるようにするという目標を定めるのです。
そうすると逆算できる。
いましなければいけない行動(学習)がみえてくる。
志望校に合格できる子というのは、
いまやらなければいけない行動(学習)ができるのです。
でも、そもそも「敵を知らずに」どうやって戦うのですか?
敵を知らずにどうやって戦うのですか?
(入試問題を知らずにどうやって勉強するのですか?)
しかし、多くの塾ではいろんな理由をつけて過去問をやらせない。
表面的には、
「いまの段階で過去問をやらせてしまうと、
できないために自信を失ってしまいますから」
というもっともな理由をいわれます。
しかし、
理由① さまざまな志望校の生徒がいるため授業中には扱えない
理由② 通常カリキュラムを消化しないといけないため時間がない
理由③ 過去問で得点できないと退塾してしまう
理由④ 宿題が多く、家庭学習でも過去問を扱う時間がない
多くの塾が過去問を扱わないのは、
「塾側の理由」なのです。
塾の言う通りにしていたら、
「手遅れ」になってしまいます。
だから、
志望校の過去問は早くから見せておいた方がいい。
小6になったらどんどん解かせていかないといけない。
学校側がこの問題を出題している意図を読み解かなければいけない。
そして、その問題に適応しておけなければいけない。
いま多くの学校では、
学校説明会を開催されています。
そして、その多くの学校では、
「過去問をしっかり解いて来てください」と説明がされています。
それが一番の入試対策になるからです。
なぜ早慶維新塾は早慶附属校で日本一の合格率を出しているのか?
それは計画的に志望校対策をしているからに他なりません。
そして、過去問をやるのに加えて、
志望校の入試傾向を踏まえた学習を繰り返すからです。
担当ドクターは、徹底して入試問題分析をし、
ひとり一人にあった志望校対策授業をします。
敵を知り、敵の傾向に沿って戦うからです。
言いかえると、
志望校の入試問題を知り、出題傾向に沿って学習するからです。
早慶維新塾に限らず、
このように志望校対策をしっかりやって入試に臨んだ受験生は、
たとえ模擬試験で合格可能性30%以下だったとしても、
「逆転合格」を可能にするのです。
「どうして逆転合格できる子とできない子が出てきてしまうのか?」
結論として、
① 志望校に適した模擬試験を受験している。
② 志望校の入試対策を計画的に進めていく。
では、また!