知識問題で語彙を増やす
こんにちは。早慶維新塾 国語担当の清水洋平(しみずようへい)です。
国語の宿題で定番といえば、知識ですよね。当然、入試では知識問題はよく出題されます。
知識と一言で言っても、いろいろなものがあります。
慣用句、ことわざ、故事成語、など、多様です。
今回は、知識の中でも『類義語・対義語』『熟語の組み立て』について述べていきたいと思います。
この二つは、どのテキストにも必ず掲載されています。しかし、早慶の入試問題ではあまり見かけません。
『類義語・対義語』は、今年の早大学院で二題の出題がありましたが、他の学校では出題されていません。
ましてや『熟語の組み立て』は早慶では出題されません。
それでも、この二つの知識は学習します。
あまり出題されない、全く出題されないけれど、生徒には覚えさせます。
では、なぜ覚えるのか。
それは、語彙を増やすためです。例えば『絶対』の対義語は『相対』ですが、
この二つの意味までを覚えることで語彙が増える、
言い換えれば、答えを覚えるだけの勉強方法では意味がないということです。
熟語の組み立てについても同様のことが言えます。
言葉の持つ意味を考えて解く問題ですから、
きちんと意味を考えることで、言葉に対して敏感になることができます。
ほぼ毎回、語彙についての話をしていますが、それくらい重要なのです。
語彙は、日常のあらゆる場面でも増やせます。