ヤル気になってくれません
保護者がお持ちの悩みを
中学受験カウンセラー野田英夫が解決するブログです。
保護者からいただいた相談メールにズバリ回答いたします。
【相談内容】
ヤル気になってくれません
(小5のお母さまから)
小学3年生から大手進学塾に通っています。
入塾させて1年くらいは成績も上々でしたが、
いまでは見る影もないほど低空飛行を続けています。
このままいまの塾に通わせていても良くなりそうもないで、
時期をみて転塾させようと計画しています。
しかし、息子はぜんぜんヤル気になってくれません。
転塾させてもこの気持ちのままだと、成績は上がらないように思います。
なんとか転塾を機会にヤル気にさせたいのですが、
ヤル気にさせる良い方法はありませんか。
野田先生、良きアドバイスをお願いします。
【回答内容】
早慶合格への道先案内人、
早慶維新塾 塾長 野田英夫です。
入塾させて1年くらいは成績も良かったとのことですが、
小学3年生くらいまでの時期の塾の学習は易しめに構成されており、
地頭のいい子だと、答えの根拠を考えなくても、感覚やセンスで解けてしまいます。
悪いいい方をすると、
あまり考えなくても、設問をみて直感的に解けてしまうということです。
しかし、ここが大きな落とし穴・・・。
この時期に勉強をなめてしまったということです。
本来なら、まだ易しめの時期に考えて解く習慣を身につけるべきでした。
どうしてこういう答えになるのか、根拠がいえる解答を身につけて欲しかったですね。
まあ、いまさらですが、
でも、低学年からの入塾者の多くが同じような落とし穴に陥り、
成績を落としています。
さて、質問に答えていきましょう。
ヤル気にさせる方法でしたね。
その答えを解説する前に、
ヤル気とは何なのか、について説明します。
ヤル気とは・・・
「進んで何かを成し遂げようとする気持ち」のことです。
もう一度いいます。
「進んで何かを成し遂げようとする気持ち」です。
つまり、成し遂げようとする「何か」がないといけない。
この「何か」がないと、
「ヤル気は生まれてこない」ということです。
中学受験においての「何か」とは、
「志望校」に他なりません。
単に志望校があってもダメです。
「成し遂げようと」思わないといけない。
どうしても合格したい、どうしても進学したい、
こう思うようにならないとヤル気は生まれません。
ヤル気がないということは、
「どうしても進学したいと思える志望校がない」、と同義というわけですね。
だから、
勉強しろ、勉強しろ、と言われてもヤル気は生まれません。
ヤル気にさせる方法は、
「どうしても進学したいと思える志望校を決める」
これが私の解答です。
では、また。
皆さまからの質問待ってます。