効果的に漢字を覚えましょう
こんにちは。早慶維新塾 国語担当の清水洋平(しみずようへい)です。
今回は『漢字』についてお話をさせていただきます。
入試で必ず出題されるのが漢字です。
受験生は日々、漢字の練習をしていることと思います。
しかし、毎日漢字の練習をしているのに、漢字テストで結果が伴わない。
こういう受験生は少なくありません。
では、なぜ漢字が覚えられないのか。
その答えは簡単です。学習方法に問題があるからです。
よくあるケースとして、同じ漢字を何度も書いて覚える方法があります。
もちろん、漢字は一回書くより何度も書いて覚える方が良いでしょう。
しかし、漢字を覚える際に重要なのは漢字の持つ意味をも覚えることです。
単なる『記号』として覚えてしまうために、
漢字が書けなくなってしまうのです。
例えば『納』という漢字。
この漢字には『献上する』という意味を持っています。
だから、税であれば『納める』と書くのです。
このように、漢字の意味を覚えることで、
深く印象として残り、効率的に身に付きます。
また、一つの漢字として覚えるのではなく、
熟語を書いて覚えることも重要です。
例えば、『快』という漢字を覚えました。
この漢字には『こころよい』といった、良い意味を持っています。
なので、病気や怪我の症状が良くなることを『快方』と書き、
機嫌が悪いときには『不快』と書きます。
このように学習をしていくことで、
漢字が身につくことはもちろんですが、
語彙も増やすことにもつながります。
漢字を覚えられないのは、学習方法に原因があるのです。